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昔ながらの、木の家の手入れ方法について

春の季節にとれるタケノコは、米ぬかと唐辛子とともに

ゆでてあく抜きをします。ふと思い出したのは、

米ぬかで住まいの木でできた部分を拭くという生活の知恵です。

 

調べていたら、水拭きなどできれいにしたあとの、

米油によるワックスがけの効果があることがわかりました。

 

それから、豆乳、おから、酢なども、床や建具などの住まいの手入れに

使用していたみたいです。

 

食品の中に含まれている成分をうまく利用した、人体にも環境にも優しい

ナチュラルお掃除といえるでしょう。

 

以下は、昭和の初め頃、第二次世界大戦前の暮らしの回想です。

 

「バケツに豆乳を入れて、それで雑巾をよく絞り、白木の部分をふいてゆき、

最後に汚れてきた豆乳で縁側をふきました。おからの場合は、木綿の袋に入れて、

バケツの中でよくもみ出して、その汁で雑巾を絞りました。

 水できれいにふき掃除したあとで、布に包んで丸くしたおからで、全体をこする

やり方もありました。掃除に使ったあとの豆乳やおからは、庭の植木の肥やしにいたしました。

 これとは別に、ぬかを布に包みまして、床の間や床柱をときどき軽くふきました。

これは、今でいうとワックスがけでございます。

 畳と白木の建具は、半年に一回ぐらいお酢でふきました。こうするとさえざえとするので

ございますが、これもやりすぎますと、かえって赤茶けてまいりますので、

あまりいたしませんでした。」

 

『おばあさんの知恵袋』桑井いね 昭和51年(1976)文化出版局 

「日常の掃除」の章から引用 180頁〜181頁

 

豆乳やおからは、10日ごとにお豆腐屋さんが届けてくれたそうです。

普段は水拭き、豆乳、おからはスペシャルケア、ぬか袋はつや出しですね(≧▽≦)

おがくずと掃除

いつの間にか初夏の陽気です!(^^)!

 

今日は、木材を加工するときにできるおがくずが

掃除に使えるというお話です。

 

おがくずは油分を吸着してくれる性質を持っています。
なので、粘度の高い油を掃除するときに活用できます。

おがくずに吸わせて廃棄することで、しつこい油のベタベタを
軽減することができるのです。

 

乾燥した木材の屑で、表面積が大きくなっていて空気も含んでいるので、

そのような特徴が出てくるのかもしれませんね。

 

ちなみに昔ながらの手でひくノコギリで切ったときのおがくずよりも、

現代のとても速いスピードで回転する機械の鋸(のこ)で切ったときの

おがくずは、ごく細かいものになってきています。

うづくり

一日ごとに暖かくなっていきます。

今日は『うづくり』のお話です。

 

うづくり 杉

うづくりの「う」って何なんだろう?ってずっと考えていました。

うさぎのう? うなぎのう? 鳥の鵜??

 

全くはずれでした。

漢字で書くと『浮造り』なのですね。

 

木の表面の薄い色の柔らかい部分だけを削ってくぼませ、

濃い色の固い部分、つまり木目のラインを「浮き上がらせる」

仕上げ方のことです。

 

うづくり 杉

昔ながらの加工道具は、刈萱(かるかや)を束ねたささらのような形をしたものです。

近年ではサンダーケレンなどを使って加工することもあるそうです。

 

木材それ自体の、季節による成長の差が生み出した微妙な固さの違いを

うまく利用した加工方法だと言えるでしょう。

 

主として杉、桐などの柔らかな材にほどこす加工だそうです。

写真は杉板です。

 

なでると僅かなおうとつが感じられて、

木それ自身の造形とでもいうべきものが指先から伝わってくるようです。

 

(参考サイト:wikipedia「浮造」の項目、

       blog.livedoor.jp/mokuzo_architect/archives/50179099.html)     

 

 

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