お知らせ|NEWS

1920年代の建築

冬の午後は光も少なく、

夕方にかけてだんだん冷え込んできます。

 

今日は本のご紹介です。

 

 

『小さな家 UNE PETIT MAISON』

ル・コルビュジェ 著 /   森田一敏 訳

1980年 集文社

 

1924年にル・コルビュジェがスイスのレマン湖の岸に建てた、

コンクリートブロック造りの住宅の30年にわたる変遷の記録。

 

この建物は彼の両親の老後用の住居として建てられた、ごく私的なものでした。

湖に面した南側に11mもの長い窓の開口部があるのが特徴的です。

 

基礎部分で地下水が上下する影響で建物の一部が動いて亀裂がはいった時の対処法や、

スイスの厳しい自然に耐え得るように、あとから北側の壁面に金属の外装材

(当時の航空機をイメージさせるスタイル)を施工したりと、

年月による劣化や、リフォームや修理の様子なども細かく記録されています。

 

建物の立地についての考え方、庭の樹木に関する試行錯誤の記述、

家を取り囲む塀の作り方、屋上庭園の描写なども興味深いものです。

 

家の各箇所を撮影したモノクロームの写真と、建築家本人のデッサンが多数収録されていて、

小冊子ながら、コルビュジェのエッセンスに触れることのできる素敵な一冊といえるでしょう。

 

 

コメント
株式会社山下建具店 〒710-0142 岡山県倉敷市林130番地
086-485-0172
Copyright (C) Kabusikigaisha YamashitaTateguten. All Rights Reserved.