お知らせ|NEWS

タイニーハウス・ムーブメント

緑はますます濃くなってゆき、

季節は着々と夏へと進んでいます。

 

今日はしとしとと雨も降り続いています。

 

今日は本のご紹介です。

 

 

『スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方』

高村友也 ちくま文庫 2018年

 

約10年程前にアメリカで起こった小さな家に住むという動きについて、

日本での実践者がまとめた書物が文庫版になりました。

 

その動向の特徴には、アンチ物質文明的で、環境にやさしい、という側面があります。

そして、写真を見ると小さいながらも本格的な造りをもった落ち着きのある『お家』です。

 

最初はアメリカらしく、トレーラーハウスからの展開でした。

何人かの実践者が紹介されて、著者の哲学的で真摯な思索とともに語られています。

 

何が(What)住まいには必要か?

誰(with whom)と住むための家なのか?

どのような(How)暮らし方を望んでいるのか……?

 

小さな家に照射されて、現代に生きる人々の抱えている問題が浮き彫りになってくるようです。

このムーブメント、気候、風土、文化の異なる日本においてどのような展開を見せるのでしょうか??

植物のお医者さん

暑くなったり、寒さが戻ってきたりで、

どうにも不安定な時候の毎日です。

 

だけど、山々は新しい緑に萌え、

風に吹かれて嬉しそうに見えます。

 

今日は本のご紹介です。

 

 

『木の声が聞こえますか 

 日本初の女性樹木医 塚本こなみ物語』

池田まき子 著 岩崎書店 2010年

 

日本全国の巨樹や古い樹木の診断や治療、移植を行う樹木医の

ひとりをとりあげて、その仕事をわかりやすく紹介した児童向けの読み物。

世の中にはこのような職業もあるのだと若い方への案内書となっています。

 

人を治療する医者と同じように、すべての古い大きな樹木の命を

救うことはできないそうです。彼女はその時の悲しみも多く経験して来られています。

 

また、樹木の治療でも移植でも、依頼者サイドのストーリーもあり、

樹木医以外にも多くの専門職の人々が実際に行動するため、

植物に関する知識はもちろんのこと、総監督のようなリーダーシップも必要とされ、

大変な仕事であることがわかります。

 

自分では根をはやしたその場所から動くことのできない木、

長い年月に渡ってそこに存在しているその植物と、

それに心を入れ込む人間たちのドラマは興味深いものです。

 

ちなみに塚本こなみ氏は、近年、倉敷の阿知の藤の治療に携わっておられます。

 

本?木?

戸外に出るとふわっと春の風が香ります。

そろそろサツキツツジの花も咲き始めました。

筍も今が旬。

夏野菜の苗が出回り始めます。

 

今日は本のご紹介です。

 

 

『ABCの本 へそまがりの アルファベット』

 安野光雅 福音館書店 1974年

 

著名な絵本作家による

丁寧なつくりの書物です。

 

シンプルな構成、文章もない。

でも、頁をめくるたびにクスリと笑わせてくれる

ユーモアたっぷりの独特の世界が坦々と展開してゆきます。

 

どんなに腕が達者な木工作家も製作不可能ないくつかのアルファベット。

(空間がエッシャーのだまし絵のようになっているから)

 

ブックケースも木目と節と釘とステンシル文字の

トロンプルイユ的なデザイン。

 

木と絵本が好きな方には是非おすすめしたい一冊。

(そう言えば「へそまがり」っていう言葉自体なんだか懐かしいですね。)

 

 

 

 

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